「群れなせ!シートン学園」7話。メスらしくならねばと悩むイエナは、瞳を手本にしようと思い立つ。「メスらしさ」というルールにおいて、瞳は弱肉強食の「強」である。#シートン
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年2月18日
イエナはハイエナ離れした腕っぷしの持ち主だが、それは瞳を手本にするには全く役に立たない。真似しようとして失敗するのは、イエナが瞳に弱肉強食の勝負を挑んで敗れ去るのに等しい。#シートン
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年2月18日
しかし「メスらしく」なることは瞳と同じになることではない。イエナがかわいらしく振る舞っても食の生態以前に瞳とは別の何かだとジンは感じるし、逆に瞳がイエナのような振る舞いをさせられても溢れ出るエロスは全くの別物。#シートン
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年2月18日
必要なのはオスらしさメスらしさのルールを押し付けられるのではなく、まず自分というルールを見失わないこと。イエナは苺苺の助言やライオン襲撃でそれに気付くが、最初から最後まで今回それを通している者もいる。ラーテルの穴蜜テルだ。#シートン
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年2月18日
テルは毛皮による絶対防御や臭腺から出す液体といった腕っぷしとは異なる強さを持っているのはもちろん、その思考も行動も非常に独特――マイ・ワールドに生きている。そしてそれは彼女が自分というルールを見失わない「強」であることを意味する。#シートン
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年2月18日
テルが群れへの加入を希望するフェリルも同様で、彼女にとってはランカがルールの全てだ。言行だけ見れば支離滅裂でも、ランカが愛おしい気持ちを最優先している点は微動だにしていない。#シートン
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年2月18日
騒動を経て、イエナは瞳の向かいではなく隣に座る。それは勝負ではなく並び立つ位置。イエナはもう瞳のようなメスを目指そうとはしない。瞳もイエナを「くん」で呼ぶ。こうして2人の間に敵対するでなく起きていた弱肉強食は、共存共栄へと変化したのだった。#シートン
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年2月18日
というわけでシートン学園の7話レビューでした。周囲の人(動物)がいいなあ。イエナの父・兄は彼女がどういう性意識を持とうと肯定するし、オオカミ達もテルが入るとなれば妹分としてニコニコ見てる。世界の懐が広い。#シートン
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年2月18日
にぎやかに輪が広がっていくのが楽しかったです。それにしてもこの眼鏡っ娘、メス豚だと……!? トウモロコシ食べる姿がめちゃくちゃかわいいのではないか。#シートン pic.twitter.com/LKUnfk9UFm
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年2月18日