「ドロヘドロ」4話。ターキーの魔法は、鴨料理の工程をなぜか命ある人形を作る工程に変えてしまう。歪めてしまう。そして歪みは遍く4話に満ちている。#それがドロヘドロ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年2月3日
ターキーによって命を与えられた十字目の男の人形は、服は安物、食事は会員制レストラン、住まいは魔法使いの落伍者の集落と一貫しない。いや、実は死んでいたことまで含め、何も分からないことだけはむしろ歪みによって一貫している。#それがドロヘドロ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年2月3日
魔法とは歪みの力でもあるが、それを扱う魔法使いとて歪められもすれば歪みを必要とするのだ。落伍者は黒い粉を使って己の力を歪めなければ、魔法使いとして一貫した自己を認めてもらえない。#それがドロヘドロ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年2月3日
煙は夫婦を歪めてまでパートナーを得るつもりが、相手が黒い粉に頼っている偽物と知れば愛は軽蔑へと歪む。しかし結果として蘇りの魔法使いを手に入れたことは一貫しているから、彼はその犬・キクラゲに人に対するのと劣らぬ愛情を注ぐ。#それがドロヘドロ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年2月3日
そして、歪みの中にいるのはカイマンとニカイドウも同様だ。魔法使いの研究をしている博士の家はホールらしからぬ和式。更に屋内は充満した煙によって歪み、隣の部屋にすらまともに移動できない。#それがドロヘドロ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年2月3日
迷い込んだ先は厨房、ニカイドウが作ったのはおせち、2人でのんびりお正月。歪みに歪んだシチュエーションの中、カイマンすらニカイドウへの感謝を素直に伝える雰囲気ができ上がる。空気は歪んでいる。しかし歪んでいるからこそまっとうになるのか、一貫性が生まれるのか。#それがドロヘドロ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年2月3日
ニカイドウが自分の正体を伝えられない、格子を挟んで断絶された2人の会話は不意の闖入者によって壁を越えられない。現れたのはカスカベ博士、魔法使いによって年齢を歪められた、それによって得をした男だった。#それがドロヘドロ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年2月3日
彼は科学によって魔法の歪みと対峙する力を持つ。掃除機で粉を吸えば屋敷は正常に戻り、魔法使いの屍肉と骨を歪めて魔法使いの世界への扉とする。生首にキノコを生やすように、そこには歪みの力が満ちている――さて、扉はカイマンをどこへ誘うのか。#それがドロヘドロ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年2月3日
というわけで、ドロヘドロの4話レビューでした。2話の3本立てが前後の脈絡すら無視していたことと比べると「霧が晴れてきている」ということなのかなあ。飯テロ気分を一発でおじゃんにするターキーの魔法、なんとも言えない味わいでした。#それがドロヘドロ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年2月3日
カイマンの謎について少しは事情が分かったようで結局何も分からず、しかし事態は着実に進行しているこの状況、次回はどこへ向かうのか楽しみです。#それがドロヘドロ
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2020年2月3日