「デカダンス」1話。幼き日にナツメは父の調査に潜り込み、右腕を失う重傷を負ってデカダンスへ戻された。義手を身に着けることになる彼女の存在はこの時から「場違い」を運命づけられている。
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しかし場違いと言うなら、本作に登場する人類自体がほとんど場違いだ。未知の生物ガドルによって人口の9割を失い、今は移動する巨大要塞デカダンスの中にしか平穏はない。#DECA_DENCE
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そしてそんな環境では、非戦闘員の人類(タンカー)はともすれば場違いになりかねない。彼らはデカダンスのエネルギー貯蔵タンクという生存のためではない場所に住み、戦闘要員ギアに尽くすことで生きながらえている。#DECA_DENCE
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それが当然、それが当たり前。だが、右腕に場違いを刻みつけられたナツメは多くの人のように納得できないし、納得されもしない。タンカーから戦士になろうとし、しかし戦闘組織「かの力」からは拒否される。
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そんな彼女の就職先は装甲修理工――デカダンス外壁の「場違い」を排除する仕事。その組長であるカブラギもまた、場違いを排除する存在……に見えてそうではない。
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人類とがドルが戦う中で、無害なら拾ったガドルも世話をしてやる彼の中には間違いなく「場違い」が隠されている。そしてだからこそそのガドル、パイプをナツメも受け入れる。#DECA_DENCE
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そういうカブラギの中の場違いは、場違いの中においてはっきり姿を見せる。戦場へ墜ちた装甲修理工という場違いな立場にも関わらず、彼はガドルを圧倒してみせる。猛者揃いのギアからすら「場違い」と思われるほどの強さ。
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事態を大きく動かすのは、いつだって場違いにすら思えるものだ。移動要塞から伸びる合掌という「場違い」は、巨大な拳となって大型のガドルすら打ち砕く。
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そして描かれる、絵柄からして場違いに思える謎の生物たち。しかしそこで最後に映されるマークは、かつてナツメの父が調査で見つけたのと同じもの。場違いこそが生み出す最大の一致は、果たして何を私達に見せてくれるのだろう。
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というわけでデカダンスの1話レビューでした。現時点だと何と言っていいのかよく分からない、僕と相性が合うかはまだなんとも。要素的なオリジナリティが間違いなく高いのはこの1話だけでも存分に見せてもらったので、後はまあとにかく見続けてみるのみです。#DECA_DENCE
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