「コンクリート・レボルティオ」6話。今回のゲスト・マウンテンホースはわずか2,3年で芸能プロ所属から場末のショーパブ前座へと立場を変えている。しかし、それは彼らが「変わった」ことと同義とは限らない。
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彼らが「変わる」機会は幾度もあった。バンドとしての人気の限界を感じていたこともそうだし、来日した伝説的バンド――超人によるバンド――の影響を受けて能力に目覚めた時もそう。#コンレボ
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ドンの透過にフリーズの電撃、ハルの物体操作にディーの鋼鉄化。思わぬ力の獲得に4人は浮足立つが、それらはどれも半端で彼らをヒーローにしてはくれない。二流三流なのは河岸が「変わっても変わらない」。
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だが、本当に変わらないのは二流三流であることではない。ドンは客が笑っているのが好きだと言う。そんな仕事ができれば、二流でも三流でも構わないと言う。超人になるのをドンが拒否するのは、二流なのは変わらなくてももっと大切なものが変わってしまうからだ。#コンレボ
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一流コメディアンを目指すでもない彼の言う笑いとは、ギャグに対しての笑いという意味ではない。もっと広い意味で人を笑顔にすることだ。それこそはコミックバンドになる前から彼らに通底する、変わってはいけない「たった1つの正しいもの」。#コンレボ
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だから彼らはけして、コミカルな行動だけで人を笑顔にしているのではないのである。倫子にコケにされて黙っていられるかと立ち上がるのも、能力を組み合わせて巨大な敵を倒しすのも、全ては客(私達)を笑顔にするものに他ならない。
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彼らは変わらない。ディーを失った悲しみにも耐えて倫子を出し抜き、爾朗達の仲裁も退けて交渉に勝利する。一緒に来てほしいという風郎太の願いも「笑えねえよ」と粋に断る。
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だからそんな彼らが、超人課を抜けた爾朗の共闘の誘いなどに乗るわけがない。爾朗の考える超人ではないそれを、風郎太はしかし超人だと言う。誰よりすごい力だと褒め称える。
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そこにあるのは、他の何が変わっても人を笑顔にし続ける彼らへの憧れである。「変わらないもの」に対する憧れである。2話で爾朗は「変わらないもの」への自分の願いを風郎太に託したが、変わらないものに憧れるのは変わる者だけだ。
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風郎太もまた変わる者であり、爾朗が願いを託すのは筋が違う。変わらないものは他者に託して願うものではない。それはマウンテンホースのように、装いの変わり続ける自分の中にこそ貫くもの。#コンレボ
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そしてマウンテンホースの1人、ハルは最後にイタズラで爾朗の上着を操って彼もまた人を笑顔にする一団に加えてしまう。同じ舞台に立たない爾朗と彼らの道は交わらない。けれど爾朗にも、確かに同じ力は眠っているのである。
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というわけでコンレボの6話レビューでした。マウンテンホースの「格好良さ」が増して見える再視聴時間だったと思います。一流にはなれない人間が貫くものって、それこそ多くの人の救いになるもので。大人のヒーローよねドンさん達。#コンレボ
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そして彼らとの対比で、倫子にとって(一流の)広告屋が「たった1つの正しいもの」ではないのが見え隠れし親近感を抱かせるのもいい。今回はマウンテンホースと倫子の回とも言えるでしょう。眼鏡っ娘大好きです。
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さて、次回は「正義」を知る超人アースちゃんのお話。これも今見るとどんな感覚が僕の中に湧き上がってくるだろう。
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