2021年アクセス数トップ10記事

f:id:yhaniwa:20211229164640j:plain

今年も当ブログへのアクセスありがとうございました。あまりこういうことはしてこなかった人間なのですが、やってみるのも悪くはないのかも……ということで年間のアクセス数トップ10記事を取り上げてみたいと思います。

 

 

10位:姉妹は夜空の隣星――「白い砂のアクアトープ」14話レビュー&感想

dwa.hatenablog.com

 

2021年に見た作品の中でも指折りの奥行きを感じた作品からは、くくると風花の再会を描いた14話のレビューが10位に。タイミング的に他の記事からの流入が多かったというのもあるかもしれませんが、隣星という形容は個人的にも気に入っているので嬉しい結果です。味わい方に多少の手間はいりますが、本作を視聴したことが未来に繋がったという人を将来見るのが楽しみな作品。

 

 

9位:「例外」を巡る闘い――「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」レビュー&感想

 

9位はガンダムに興味のない人も惹きつけた大ヒット映画のレビュー。「無辜の市民」という言い方しかできなかったことにちょっと悔いはあるんですが、ハサウェイの無謀なほどの理想について自分の中でそれなりに納得を見つけることができました。2本目、3本目の公開が楽しみです。

 

 

8位:勝ち取ったものは――「EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション」レビュー&感想

dwa.hatenablog.com

 

8位はハイエボ版エウレカセブンの3部作完結編。ハイエボは1本ごとにまるで違った表情を見せてくれたシリーズでしたが、最後にこういう物語を持ってくるのがすごい。シンプルな答えにたどりつくために、人はこんなにも遠回りをしないといけないのだなあ。改めて、辻谷耕史さんと藤原啓治さんのご冥福をお祈りします。

 

 

7位:「小林さんちのメイドラゴンS」1話に見る、調和と混沌のバランス

dwa.hatenablog.com

 

7位は京アニのTVアニメ復活の狼煙が上がったメイドラゴン2期1話のレビュー。といっても普段の「レビュー&感想」というネーミングが似つかわしくないと感じたので独特なタイトルになってますが。

僕のレビューのテーマは帰納的に求めるものですが、検証や説得力を持たせるには逆に演繹が必要だというのはこの1年強く感じたことでして。調和勢と混沌勢の二大勢力にテーマを仮託したこの記事はその走りだったように思います。

 

 

6位:人が神から盗んだもの――「ルパン三世 PART6」10話レビュー&感想

dwa.hatenablog.com

 

6位は12月も後半を過ぎてから書いた記事が電撃的にランクイン。ルパン×押井守のネームバリューはすごい!

豪華なゲスト脚本陣による短編の中でも更にぶっちぎりの難解さと深遠さで、この1話だけでPART6の価値は不動のものとなっていると言えるほど。個人的にもよくレビューを書けたもんだと不思議なくらいに感じています。

 

 

5位:短編のお宝とは――「ルパン三世 PART6」4話レビュー&感想

dwa.hatenablog.com

 

5位はこちらもルパン三世 PART6から。こちらは予想外の形で多くの目に触れることになり、もう一生なかろうという経験をさせてもらいました。感謝。知識的なマニア向けという以上に、視聴者としてのマニアックさを求められる回だったように思います。

 

 

4位:"オッド"が揃う時――「オッドタクシー」13話レビュー&感想

dwa.hatenablog.com

 

4位は2021年のダークホースとなった作品の最終回レビュー。衝撃的な結末だったので、僕としても納得できるまで大変苦労しました。やはりハッピーエンド以外の結末もたくさん味わわないと考えの幅が広がらない。映画化ということですが、一体どうなるのか?

 

 

3位:「魔女の旅々」9話と12話を繋げる考察

dwa.hatenablog.com

 

3位は唯一の2020年記事。といってもこれも12月のものですが(奇しくも6位と1年越しで投稿日が同じ!)。9話を見た時に「この先もやってこそ物語が完成するのでは?」と思っていたことが成立する仮説を立てられたのはとても嬉しかったですね。個人的にもお気に入りの記事です。

 

 

2位:"小林次元"は死なない――「ルパン三世 PART6」0話レビュー&感想

dwa.hatenablog.com

 

2位は次元大介役・小林清志勇退回となるPART6 0話。ここまでキャラと役者が不可分な関係になれることってそうはないし、それを1話使ってやっちゃうところに長年続く作品の偉大さを感じます。小林次元、最高でした。

 

 

1位:マックスとフレイアの対比から見る「劇場版マクロスΔ 絶対LIVE!!!!!!」レビュー&感想

dwa.hatenablog.com

 

というわけで1位は劇場版マクロスΔ2作目の記事。投稿当初は全然反応をもらえなかったのですが、2,3日後にアクセス数がぐいんと伸びてちょっと目を疑う事態に。読み解きとしては若干変化球だったのが逆に目を引いてくれたんでしょうか。いやしかし、歌ものなのにあの結末まで描き切った覚悟はすごい……

 

 

おわりに

以上、2021年アクセス数トップ10記事でした。TVアニメのレビューはツイッターにも放流してるので全記事が同条件というわけではないのですが、その中でルパン三世が3本ランクインしてるのがすごい。作品の知名度、短編の切れ味とレビュー向けの内容だったのが大きいのかなと。

 

後から記事を見返すと、まだまだ見立てをレビュー化するのが上手くないなと(これを読んで理解してくれる人すごいなと感じる時も……)感じることも多く、いっそうの精進が必要だなと思います。文章化する能力は自分の見立ての精度を上げる方法でもありますし。

2022年も色々書いていければと思いますので、よろしければお付き合いください。それでは皆様、良いお年を。