は行
陽はまた昇る「プラネテス」。12話では人類の命運のかかった事件がコミカルに解決される。今回はバカバカしさへの愛のお話だ。
ファ美肉おじさん最終回のレビューですが、どうにも納得の行くものが書けません。作品に不満があるのではなく私の力不足です。申し訳ありません。
遠近で眺める「プラネテス」。11話ではエルタニカという架空の国から来た男を通じて違った世界が描かれる。今回の話が描く"境界線"とは、けして国境線だけを指すものではない。
全てが移りゆく「平家物語」。11話、平家一門は壇ノ浦にその身を沈める。だが、海に還るのは彼らだけではない。
絶えることなき「平家物語」。10話冒頭、びわは燃え尽きた福原にかつてを思い出す。灰燼に帰しても、物語は消えない。
かわいいは狂気の「異世界美少女受肉おじさんと」。11話ではカームの仕掛けた罠が思わぬ事態を引き起こす。今回は狂気が胸の奥を解き明かすお話だ。
距離を測る「プラネテス」。10話ではユーリの過去が明かされる。今回は彼を通して遥かな彼方と手を繋ぐお話だ。
離れても離れられない「異世界美少女受肉おじさんと」。10話では橘と神宮寺がそれぞれ異なる危機に陥る。しかし同じところにいないからといって、悩みも違うものとは限らない。
立ち位置が変わる「プラネテス」。9話ではハチマキの師とも言える人物の登場が物語を動かす。今回は彼と彼がつけるあだ名について考えてみたい。
再び集う「平家物語」。9話ではますます追い詰められていく平家と、苦しみながらも一筋の希望を見つけるびわの姿が描かれる。時間も空間も離れたびわが平家に寄せる思いは、私達が寄せるのと軌を一にするものだ。
自他を省みる「異世界美少女受肉おじさんと」。9話では勇者である橘はある意味王族とも対等と語られる。そう、今回は橘達と対等の存在が現れるお話だ。
宇宙に戻る「プラネテス」。8話では再び仕事の日々が始まる。今回は物語の新たなステージを予感させるお話だ。
逃げ切れない「平家物語」。8話冒頭、びわは祇王と仏御前の庵を訪れる。二人が既に亡くとも、そこは彼女にとって思い出深い場所だ。縁の糸はたやすく切れはしない。
視界で世界が変わる「異世界美少女受肉おじさんと」。8話冒頭、橘はウサギを屠殺するよう神宮寺に強いられ自分の見えないところでやってほしいと抵抗する。今回は「見える」「見えない」から始まるお話だ。
鎖の意味を問う「プラネテス」。7話ではノノという不思議な少女が登場する。今回は彼女を通して、人が離れられないものに迫るお話だ。
帰り道の見えない「平家物語」。7話では都が福原から京に戻されるが、それで全てが元には戻らない。原点に立ち返るのはそれほど簡単なことではない。
世界を塗り替える「異世界美少女受肉おじさんと」。生贄騒動の後編となる7話は、巨大イカが象徴する"旧き価値観"との争いのお話だ。
狭間にもがく「プラネテス」。6話冒頭、タナベは月の重力を楽しむ。今回は、地球とも宇宙とも違う1/6の重力から物語を読んでみたい。
全てが変わりゆく「平家物語」。6話は福原への遷都から始まる。京の都もけして不変ではない。
新たな舞台へ赴く「異世界美少女受肉おじさんと」。6話では自由の在り処が問われる。自由とはけして、女神だとか勇者であるとかいった属性から生まれるものではない。
月と地を繋ぐ「プラネテス」。5話ではルナフェリーでの騒動が描かれる。この船の目的地はもちろん月であるわけだが、そこにはどんな意味が込められているのだろう?
「平家物語」。5話では亡き重盛に代わり弟・宗盛が平家の棟梁の座に就くが、もちろん彼に重盛の代役は務まらない。重盛の瞳はびわに受け継がれている。継承は正しさに拠るとは限らない。
脱線上等「異世界美少女受肉おじさんと」。5話ではついに橘橘が倒すべき敵が姿を現し始める。だが、それは本当にこの作品の本筋だろうか?
人が物語になる「平家物語」。4話、重盛は子を身ごもった徳子が西光達の怨念に苦しめられているのを見る。彼とびわの不思議な目は本作の鍵であるが、今回は「見る」ことが特に大きな意味を持つ。
ファンタジーぶち壊しの「異世界美少女受肉おじさんと」。4話冒頭、レベルアップしても「うんのよさ」しか上がらなかった橘は現実と変わらないと嘆く。"夢"はどこにあるのだろう?
真価を査定する「プラネテス」。4話ではテクノーラ社のドルフ事業部長がデブリ回収の報酬と費用の難しさを語る。今回は「評価」を巡るお話だ。
綻びから輝き出す「平家物語」。3話では絶頂の陰に破綻の予感が現れ始める。それに抗う重盛の放つ輝きは、いったいどんな力に拠っているのだろう?
本音むき出し「異世界美少女受肉おじさんと」。3話で神宮寺は、うっかり橘(元おっさん)の裸体を目撃してしまう。今回は裸を巡るお話だ。
ロングスパンで一周する「プラネテス」。3話では保険と遺言状を巡る賑やかなドタバタ、そして50年前の宇宙葬を巡る騒動が描かれる。前後半で大きく雰囲気の変わる今回はしかし、死の先へのメッセージである点で一貫している。
逃れ難き「平家物語」。2話では妓王と仏御前の挿話を挟んで人の不自由さが描かれる。不自由さから逃れる術は、はたしてあるのだろうか?