か行
美の苦悩を描く「かげきしょうじょ!!」。3話は奈良田愛のトラウマを描く回であり、さらさの出番はけして多くない。しかしこの回は愛を描くことで、なぜさらさが彼女に必要なパートナーなのか教えてくれるお話だ。
イルルを迎え賑やかさを増す「小林さんちのメイドラゴンS」。2話回想、人間の裏切りに激怒したドラゴン達は幼きイルルに彼らとは分かり合えないと告げる。だが、分かり合えなければ一緒にはいられないのだろうか?
新たなゲッターチーム誕生となる「ゲッターロボ アーク」2話、アークは第4世代のゲッターロボと説明される。共通した定義やコンセプトを持つゲッターロボは4度目の「繰り返し」を迎えたわけだが、それはただ同じことの繰り返しではない。
舞台を目指す日々が始まる「かげきしょうじょ!!」2話。紗和は寝坊したさらさに、今日は自衛隊より怖い人達が待っていると言う。これは先輩にあたる本科生のことを指しているわけだが、一番怖いのは果たして本科生だろうか?
ドラゴンと人間の愉快な日常を描く「小林さんちのメイドラゴンS」。本作のドラゴンの社会では混沌勢と調和勢という2大派閥が争っている。そして混沌と調和の争いは、けして戦いだけで描かれるものではない。
石川賢の遺産が動き出す「ゲッターロボ アーク」。本作の舞台は平和な日本ではなく、荒廃した世界。これは先の見えぬ未来への道標を見つけ出す1話だ。
舞台のスターを目指す少女達を描く「かげきしょうじょ!!」。1話アバンは舞台となる紅華歌劇団の歴史と養成学校への入学の難しさを語る。美しく聡明な女子しか入学できない、東大に並ぶ狭き門――その選別はけして、入学で終わるものではない。
クソゲーぶりをいかんなく発揮してきた「究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら」。最終回となる12話、ヒロは二つの手段でテスラに立ち向かう。そこに本作の示す"可能性"がある。
最終局面を迎える「究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら」。本作ではヒロが様々な受難にこそ遭うが、敵というべき相手ではなかった。この11話はヒロが立ち向かうべき、テーマを司る敵が姿を現す回である。
30年余りの時を経て映像化された「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」。三部作の始まりとなる今回は、主人公ハサウェイが何と戦うのかを示す物語だ。それを読み解く鍵はもちろん、彼の所属する組織「マフティー」にある。
クソゲー街道まっしぐらの「究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら」。10話ではレオナがキワクエの攻略者を探す理由が明かされるが、それは彼女の印象を一変させたりしない。一皮剥いた下の本性は、案外変わらない。 *今回のレビューは飯…
聖人君子などいない「究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら」。9話ではグラナダやアモスが悲惨な目に遭う。爽やかさの全くないクソみたいな話――今回、リアルで一番クソなのは誰だろう?
理不尽の先も理不尽が続く「究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら」。8話では衛兵隊に入ったヒロの新たな苦難が描かれるが、そこにあるリアルさはこれまでとは少し違う。今回はリアルさの変質が見えるお話だ。
立ち向かう物語へ変わり始めた「究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら」。7話ではゴブリン襲撃を始め、様々な本来ありえないことが描かれる。希少なことはしかし、皆無ではない。
一人ひとりを知る「究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら」。ヒロにとって恐怖の対象だったアリシア、そしてマーチンとの関係は思わぬ形で清算される。今回は二人の立ち位置を軸にレビューを書いてみたい。
新局面を迎える「究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら」。ヒロは5話にしてようやく殺人の容疑から解放されるが、状況は劇的には変化しない。今回の話で問い直されるのは、分別というリアルな認識の価値である。
右も左もクソまみれの「究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら」。失禁の屈辱からキワクエを止める決意をしたヒロだが、現実に戻った彼はその経験に自分の過去を重ねる。4話で見えるクソはキワクエだけに限らない。
ゲームで現実を殺す「究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら」。ゲームらしからぬリアルさがウリだった本作だが、3話ではむしろゲーム的な制約がヒロに襲いかかる。極・クエストもやはりゲームには違いなく、だからこそ恐ろしい。
苦行のクソゲー世界を行く「究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら」。2話では極・クエストが現実的なだけでなく現実と密接に関連していることが示される。現実から持ち込まれるもの、それは容姿や身体能力だけでなく――
土日月原作のアニメ「究極進化したフルダイブRPGが現実よりもクソゲーだったら」。舞台となるゲーム「極・クエスト」は名前通り究極的にリアルだ。リアル過ぎて現実と区別がつかないほどだ。しかし、区別がつかないのはゲームと現実だけだろうか?
" data-en-clipboard="true"> © GIRLS und PANZER Finale Projekt © GIRLS und PANZER Film Projekt © GIRLS und PANZER Projekt " data-en-clipboard="true">別れと出会いを共に描く「ガールズ&パンツァー 最終章」。第3話は撤退を覚えた知波単学園との戦い…
藤津亮太さんの講座「アニメを読む」に合わせて「機動戦士ガンダム」の劇場版を見ましたた。なのでこれを『「人間的」と「非人間的」を繋ぐ物語』としてレビューを書いてみたいと思います。後編は第二部「哀・戦士編」、第三部「めぐりあい宇宙編」をまとめ…
藤津亮太さんの講座「アニメを読む」に合わせて「機動戦士ガンダム」の劇場版を見ました。なのでこれを『「人間的」と「非人間的」を繋ぐ物語』としてレビューを書いてみたいと思います。前編は第一部に絞って。
新たな年の始まりと共に新たな一歩を描く「ご注文はうさぎですか? BLOOM」12話。ココアは手品と歌、ジャズにチノのボーカルと次々に話を広げていく。突拍子もないその行動はしかし、不思議とチノと亡き母を繋げている。最終回となる今回は、ココアのその輝…
前回チノが千夜とシャロに店の手伝いを頼み、連続回となった「ご注文はうさぎですか? BLOOM」11話。「お姉ちゃんの役目はわたしに任せなさーい!」とテンションの高い千夜にココアは危機感を覚える。ココアが自称姉や店員の「本物」なら、千夜はその「偽物…
" data-en-clipboard="true"> ©Koi・芳文社/ご注文はBLOOM製作委員会ですか? " data-en-clipboard="true">夏から冬へ、季節も人も変わりゆく「ご注文はうさぎですか? BLOOM」。クリスマスを間近に控えた10話、ココアはフルール・ド・ラパンでも働き始める…
少女達の大切なものを見つめ直す物語としても味わい深まる「ご注文はうさぎですか? BLOOM」。9話の始まりは幼き日の千夜の回想から……だが、後に分かるようにこの回想では肝心な部分が欠落している。外側が同じでも不可欠なものが抜けているならそれは別物、…
少女達の変化と成長に時の流れを見せてきた「ご注文はうさぎですか? BLOOM」。これまでそれが目立つのはチマメ隊であったが、シャロやブルーマウンテン&凛の描写も同様であってけして独擅場というわけではない。8話でそれを見せてくれるのは最年長、こちら…
移り変わる季節と変わらぬ幸せを交差させる「ご注文はうさぎですか? BLOOM」、7話の舞台はハロウィン。木組みの家と石畳の街にカボチャの色彩が加わるように、今回の話はいくつもの混ざり合う奇跡が描かれる。
変わらないように思える日々の変化を描いている「ご注文はうさぎですか? BLOOM」、6話はチノがうさぎをもふもふするべく作戦を練るも転倒、しかし普段と違って逃げられない……というやりとりから始まる。計画そのものは失敗したが、得たかった変化は起きてい…